バー・スナック開業のための10か条
１．営業形態の明確化
「接待行為」を伴うのか、伴わないのかを明確にする。
→ 接待を行う場合は「風俗営業許可（1号営業）」が必要。
２．立地と用途地域の確認
風俗営業を行う場合は、用途地域の制限により営業できない場所も多い。
→ 市区町村の都市計画課で事前確認を。
３．営業許可の取得（飲食店営業許可）
アルコールを提供する場合でも、必ず「飲食店営業許可（保健所）」が必要。
→ 厨房設備、給排水、手洗いなど基準に適合しているか確認。
４．風俗営業許可（必要な場合）
接待行為（隣に座る・談笑・お酌など）を行う場合は警察署へ申請。
→ 図面、賃貸契約書、身分証明書、誓約書など多数の書類が必要。
５．防火管理・消防設備の整備
バー・スナックは火災リスクが高いため、消防署の立入検査が必須。
→ 消火器、避難経路表示、非常灯などを確認。
６．従業員の届出・年齢確認体制の構築
接客スタッフを雇う場合は「従業員名簿」を作成。
→ 未成年者の雇用は禁止。年齢確認を確実に。
７．深夜酒類提供飲食店営業の届出（必要な場合）
接待なしで午前0時以降も営業する場合は、警察署への届出が必要。
→ 風営法の「深夜酒類提供飲食店営業」に該当。
８．内装・照明・騒音対策の整備
内装工事は風営法や建築基準法に適合させる必要あり。
→ 特に照度・間取り・防音については図面段階で確認を。
９．HACCPに沿った衛生管理
令和3年以降、飲食店もHACCPに基づく衛生管理が義務化。
→ 小規模店舗向けの「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」で対応可能。
１０．資金計画と税務・社会保険の準備
開業資金・家賃・仕入れ・人件費・許可手数料を試算。
→ 税務署への開業届や、社会保険・労災の手続も忘れずに。
警察署で行う許認可/届出についてご相談のある方は
行政書士 佐野徳司 RTT行政書士事務所 電話：０３－６６５７－５５９３ FAX：０３－６６５７－４８５８
https://rtt-gyosei.jp 詳しくは行政書士佐野徳司のホームページまで
